ユーザーストーリーのストーリーポイントは、サイズに不確実性を掛けることで見積もれる。
一貫性を持たせつつ効率よく見積もるために、マトリクスを用意すると便利。
サイズ | 説明 | UI修正の例 | API修正の例 |
---|---|---|---|
1 | 非常に小さい | 1つのコンポーネントの変更 | リクエスト・レスポンスのシンプルな変更 |
2 | 小さい | 1つのコンポーネントの追加 | リクエスト・レスポンスの複雑な変更 |
3 | やや小さい | 複数のコンポーネントの変更 | ロジックのシンプルな変更 |
5 | やや大きい | 複数のコンポーネントの追加 | ロジックの複雑な変更 |
8 | 大きい | 1つのページの変更 | シンプルなAPIの追加 |
13 | 非常に大きい | 1つのページの追加 | 複雑なAPIの追加 |
不確実性 | 説明 |
---|---|
1.0 | 確実に実現できる |
1.5 | 実現の見通しは立っているが、不明点も残っている |
2.0 | 調べないと実現できるかわからない |
3.0 | 何を調べれば良いかもわからない、もしくは調べないとわからないことが多い |
サイズを時間で見積もらないように注意する。メンバーによって必要な時間は異なり、そのメンバーにアサインできなくなったときに誤差が生じるため。他のユーザーストーリーと比較し、相対的な値で見積もる。
ユーザーストーリーをタスクに落としてメンバーにアサインしたら、そのメンバーに応じた時間での見積もりにしても良い。
ユーザーストーリーもタスクも、見積もりはチームで行う。個人で行うより正確性が増すため。
不確実性が高い場合はユーザーストーリーを分解してサイズを小さくする。逆に、不確実性が低い場合はある程度サイズが大きくても問題ない。
具体的には、ストーリーポイントが21以上になるときは分解する。8以上のときも分解を検討する。
1のときはチケット管理やレビューなどの効率が悪いため、他のユーザーストーリーとまとめることで効率が良くならないか検討する。