ユーザーストーリーが大きすぎるときや1回のイテレーションでおさまらないときは分割する。
分割の仕方には何種類かある。

  • 扱うデータで分割する
    • 「一般公開の記事を投稿できる」と「限定公開の記事を投稿できる」
    • 「概要を入力できる」と「詳細を入力できる」
    • 「日本語で表示できる」と「英語で表示できる」
  • 扱う操作で分割する
    • 「作成できる」と「表示できる」と「更新できる」と「削除できる」(CRUD)
  • インターフェースで分割する
    • 「PCで表示できる」と「スマホで表示できる」
    • 「macOSで操作できる」と「Windowsで操作できる」
    • 「マウスで操作できる」と「キーボードで操作できる」
  • ペルソナで分割する
    • 「管理者が操作できる」と「一般ユーザが操作できる」
  • 条件で分割する
    • 「日付で検索できる」と「場所で検索できる」と「名前で検索できる」
    • 「昇順で表示できる」と「降順で表示できる」
  • 横断的な機能を分離する
    • 「ログインできる」
    • 「エラーに対処できる」
    • 「ログが保存される」
  • 非機能要求を分離する
    • 「画面がすぐに表示できる」
    • 「いつでもアクセスできる」
    • 「二要素認証でログインできる」
  • 優先度の低い機能を分離する
    • 必要な機能 (Must)、あるべき機能 (Should)、あったほうが良い機能 (Could) を区別する
  • スパイク(調査・検証)を分離する
    • 「ネットワークの状態を取得できるか調査する」と「ネットワークの状態を表示する」